ネックカラー、頚椎カラー、首のサポーターと言い方は色々ありますが、以下、ネックカラーと呼ばせてもらいます。
結論から書かせてもらうと、
- もし、いま持っていないなら、わざわざ買わなくても良いと思います。
- もし、病院で処方されているならば、そのまま医師の指示に従ってください。
場合によっては、寝るときも付けるように指示されることもあるようです。
ある患者さんの事例
先日、来院された方で、医師から寝る時にも着けるように言われたそうです。
しかしながら、その人には着けずに寝るようにお願いしました。
結果どうなったか?
「痛くて寝れないので、着けている方がまだマシやった」と言われていたので、「外して、このような寝方をしてください」とお願いすると、「楽に寝れるようになりました」となりました。
※「このような寝方」は、各個人によって変わりますので、詳しく書けないことはご了承ください。
ネックカラーの役割とは
ところで、そもそもネックカラーの役割とはどのようなことでしょうか?
それは、一番の目的は、『首を動かさないように固定すること』です。
そうすることによる利点としては、頚椎ヘルニア・頚椎症の方が、つい上を向いたときに「イタ!」となるのですが、ネックカラーで首を固定することにより、それを防ぐことができます。
ネックカラーを着けた方が良い人とは
では、ネックカラーを着けた方が良い人はどのような人でしょうか?
仕事上、パソコン仕事で辛い方や上を向いて仕事をされる方は、ネックカラーをすることにより、首の動きを制限してくれるので痛みを抑える効果はあります。

もし買うにしても、決して高価なものは必要ないと思います。目的は、あくまでも首の動きを制限するためです。
首の手術後に着けるような、首を全く動かないようにするようなものならやり過ぎかと思います。首の動きを制限し、仕事にもあまり負担が掛からないようなものが良いでしょう。
ですので、日常でそこまで必要ないと感じる場合には、わざわざ購入する必要も無いかと思います。
まとめ
まとめると、もし整形外科など、医師から処方されている場合は、医師の指示に従ってください。
もしお持ちでないならば、わざわざ買う必要もないと思います。
ただし、仕事上、下を向いていたり、上を向いていたりする場合には、試されても良いと思います。寝る時には、使用を避けた方が良いでしょう。
最後ですが、痛みが無くなった場合には、使用は避けた方が良いです。
ネックカラーは、筋肉をサポートしています。ですので、使用を続けていると、自身の筋肉が弱くなっていきます。これは、腰のサポーターや他のサポーターでも言える事です。注意しましょう。